サラリーマンから飲食店オーナーに

私が起業したのは、26歳の時でした。始めは、大学の先輩から誘われたのがきっかけでした。先輩は保険会社に勤めているサラリーマン、私は広告代理店に勤めていました。起業当初は、サラリーマンをしながからの準備で、仕事の合間に税理士の元に通い、事業計画と初期費用の借り入れについて計画を練りました。

たまたま、税理士が金融機関に知り合いが多く、未経験の業種でしたがなんとか800万の借り入れの承認までこぎつけました。あとは、事前に貯めておいた300万を使い1100万円の資金で事業を始めるに至りました。店長は外部から、採用しました。最初の半年は、サラリーマンをしながら店の経営を行い、体力的にも非常にキツかったです。

その時は、軌道に乗って早く脱サラをしたい一心でした。開店当初は、そこそこ客入りも良く若干の利益が出ていましたが次第に赤字になる月も出てきて、資金繰りがギリギリの状況でした。素人で飲食店をやることは難しく、途中閉店も考えるほどでした。その時に助けてくれたのが、サラリーマンの時に仲良くしていた飲食店のオーナーです。

国内だけではなく、アメリカでも会社を設立して手広く事業をやっておられる方です。
店づくりから、具体的な改善策まで一緒に考えてくれて、店の状況も徐々に改善してきました。やはり、素人が飲食店を想像で経営するのは非常に難しく、アドバイスをしてくれる人の存在はとても大きかったです。色々とスタートは大変なことも多く、考えるほど甘くなかったですが今まで培った人脈に助けられました。今では何とか軌道に乗り、無事に飲食店経営者として脱サラに成功しております。今後も、困難な事態に直面することもあると思いますが、周りにアドバイスをしてくれる存在もあり、何とかやっていけそうです。