先日、昔からの友人たちと集まって遊ぼうという話になりました。集まったのは高校のときの同級生で男女合わせて5人、月に一度会うか会わないかのペースですが、いつも楽しみにしています。
最初はどこかの店でランチをしようと話が出ていたのですが、友人の一人が、天気も良さそうだから公園でお弁当持ってなんてどう?なんて意見を出してきて。
それも良いねと思いみんなでご飯やおかずを持ち寄ってピクニック気分で楽しんでました。
その日は予定通りの天気のよさに増して気温も高く気持ちが良かったです。
こういう日は自然といろんな人が集まっていて、みんなで歌う老人たちや小さな子を散歩させる母親など、とてもほのぼのしています。私たちも最近の個人的なニュースなんかをテーマに盛り上がっていました。
しかし、この日に一番驚いたことは、男友達が持ってきた料理のクオリティーの高さです。こういうところに持ってくる料理なんてたかが知れているというとなんですが、そんなにこったものは持ってきませんよね。
なのにその彼の持ってきた料理というのが鯛を使ったアクアパッツァでした。もう見た目からしてすごすぎるものでした。
シートの上にみんなの持ってきたものを広げましたが、彼のものが何より目立ちます。しかも一匹ものですから。
ここだけの話なのですが、彼は学生時代にはあまり目立つタイプではなく、正直あまり相手にもしないようなくらい存在感の薄い人でした。しかし、たまたま私の働いている美容室に来たことで昔話に花が咲き、そこから改めて友達付き合いをしたのです。
その美容室に来たときにすでにあか抜けたなと思いましたが、あんなに存在感のない人が今ではこんな料理を作ることができるなんて。驚きしかありません。しかも仕事も料理人とかでもないのに。
そんな美味しいアクアパッツァを食べながら彼の話を聞いていたら、昔からの料理は好きだったらしくて、社会人になってからは自炊しながら色々と勉強していたらしいのです。
ちょっとかっこいいなとは思いましたが、お互いにお付き合いしている人もいるので、やっぱりこのまま友達のままでが一番良いかなと。
そんなちょっと大人な考えを巡らせながらの楽しい集まりでした。